性格について
性格について
性格の評価は
その人を好意的にみているかによって性格の見方が著しく違ってくることがある。
例えば、
Aは、話好き、新設、積極的、思いついたことを実行するパワーがある。
一方で
Bは、おとなしい、自分の話は積極的にしない、自分の趣味の世界がある。
一般的には
・Aの方は外向的で明るい性格で好印象
・Bの方は内向的で暗い印象
を抱くかもしれませんが、判断する人や環境によっては
・Aは、でしゃばりで軽率
・Bは、正確な判断ができる、専門的な内容には誰よりも話す
など、評価が一転することもある。
その為、性格が何らかのかたちで行動に反映されたときにはじめて評価可能になるものである。
人の行動について
人の行動の裏には欲求、動機などがある。
例えば、水が飲みたくなって水を飲むなど
人間の行動は
自然環境(気温が暑いか、寒いか)、物理的環境(危険な場所か、安心して過ごせる場所か)、社会的環境(お祝いの席か、仕事の会議か)によっても同じ人の行動でも著しく異なる。
また
暗闇で紐が落ちていた時にある人は蛇に見えて驚くかもしれないし、ある人には紐に見えて冷静な対応ができたり、
人の行動というのは、環境の諸条件、その時の心理状況によっても大きく変化するものである。
ただ、同じ環境、諸条件でも各人の行動には差があるのが通説として存在しており、その要因が個人の性格の差異によるものということになる。
性格の一貫性
性格というのは、表に出ている特徴が常に一貫して出ているとは限らない。
例えば仕事中は几帳面でまじめ、きびきびと働くが、
退社後は夜まで遊んでいたり、言葉遣いも仕事中とは大いに異なっていたりするなど。
個人によって性格の一貫性がある人と、そうでもない場合もあることが示されてた。(ミッシェル)
異なる評価
体型や身長は評価が大きく相違することはないが
性格の評価はその人に対して好意的かそうでないかによって大きく評価が異なる。
評価する人の人生観や性格が大きく関与しているのである。
例えば
柔軟 ー 信念がない
意思が強い ー 頑固
さっぱりしているー 単純
積極的 ー 厚かましい
世話好き ー 押しつけがましい
社交的 ー 軽薄
粘り強い ー 執念深い
上品 ー きざな
そのため自分が思ったより評価されていない場合は、
自分についての相手の認知像の不一致が生じているのである。
人の行動を測定するためには
人の行動を測定するためには
いろいろな場面の行動を測定する事が大切である。
例えば、家では大変多弁であっても学校ではおとなしかったり、
子供たちだけの空間の態度と、大人が見ている場所での態度が異なったりなど
人の行動は、相手や場面との関係で変わってくるものです。
そのため、さまざまな場面を観察する方が、信頼できる結果を得ることができる。
面接の利点は
人間を断片的ではなく全体的に把握できる点にあります。
本人の無意識的な側面や、言語化されていない内容を推し量ることも可能である。
しかし、評価する人の背景や性格によって評価が異なってしまう為
客観的には判断がしにくく、結果がすべて一致することはほとんど起こらない。
解釈・まとめ
結局人によって人物に対する評価が異なるよね、ということでした。
ある個性がよく評価されるときもあれば、悪く評価されるときもある。
…それは皆さん生活していてある程度分かっていますよね。
私もそう思いました。
まとめると、↓
人によって人に対する評価は異なるものである。
なぜなら、評価する人自身の文化的背景や、性格、価値観によって良いと判断する軸は異なるし、その人に対して好印象を抱いているかによっても異なるからである。
どの性格にも、2つの側面があり、場面によって評価が異なるので、
一般的にはある場面を想定して評価する方が一貫性があるものになる。